三越伊勢丹発刊誌『エクセレントウーマン』から読み解く2018-19年秋冬キーワード

三越伊勢丹のシーズナルカタログ『エクセレントウーマン（EXCELLENT WOMEN）』の最新号が刊行された。

年4回発行される同カタログでは、三越伊勢丹独自のディレクションで導き出されたキーワードに沿って、ラグジュアリーブランドの最新アイテムを一挙に掲載。また、現代アーティストとのコラボレーションによるファッションストーリーも見どころの1つとなっている。今回は最新号から、2018年秋冬シーズンを4つのキーワードごとに注目アイテムをクローズアップして紹介。

キーワード 1【REFINED CLASSIC】

トラディショナルな英国チェックがフレッシュによみがえる

4大都市のコレクションサーキットで最も注目を浴びたのが新解釈のテーラード。伝統的な英国チェックをベースに、ボリュームとシェイプを誇張した構築的なデザインのコートやセットアップがランウェイを席巻。色や小物で遊びを添えて、ジェンダーレスなムードで着こなすのが今年らしさのポイントに。

■ジルサンダー（JIL SANDER）

ルーシー＆ルーク・メイヤー夫妻が手掛けるジル・サンダーから到着したのは、エアリーな立体感が新鮮なロングコート。コルセットを巻いたようなユニークなシェイプは、どこか近未来的な雰囲気も漂う。赤を差し色にするハイコントラストな着こなしは、今シーズンのキーとなるスタイリングだ。

コート 38万5,000円、ニットセーター 14万8,000円、レギンス 7万8,000円、シューズ 8万9,000円 / 伊勢丹新宿店本館3階=インターナショナルデザイナーズ、日本橋三越本店本館3階=ジル・サンダー

/Photograph: Akiko Isobe

■アニオナ（AGNONA）

最高級のファブリックで真のラグジュアリースタイルを追求するアニオナ。そのアイデンティティーが光る一着は、計算されたシルエットで大人の余裕を醸すコンテンポラリーなピーコート。ニードルパンチのディテールでクラシックなグレンチェックがモードに昇華。足元はこなれたサンダルで抜け感を。

コート 46万5,000円（三越伊勢丹限定商品）、セーター 13万7,000円、パンツ 14万5,000円、シューズ 参考商品 / 伊勢丹新宿店本館4階=インターナショナルラグジュアリー、日本橋三越本店本館6階=アニオナ 銀座三越4階=インターナショナルモード